先生紹介 〜自分を信じ続け、逆転医学部現役合格〜


前回に引き続き、今回も第2回先生紹介をさせて頂きます。

今回は、高田高校から逆転で三重大学医学部に現役で合格されたK先生です。

K先生の特徴は、とにかく最後まで自分を信じ続けたこと。最後の最後まで、自分のやり方を

貫き通しE判定から逆転での医学部現役合格。

そんな、O先生にも興味深いお話をいくつか聴かせて頂きました。

また、下記にはK先生が破れるまで使い続けたオススメのテキストも載せさせております。

是非、参考にご覧下さい。


今回のポイント

1 圧倒的な自己分析を通し、自分の将来を真剣に考え始めた高校2年生

2 周囲からの声を跳ね返す反骨精神

3 最後の最後まで、自分を貫き通した勉強法


今回は、この3点をメインにご紹介させて頂きます。



1 圧倒的な自己分析を通し、自分の将来を真剣に考え始めた高校2年生

 

 K先生は中高一貫の高田高校に通われていましたが、なぜ中学受験をしようと考えたのでしょうか?


K先生 高田中学を受験した理由は大きく2つですね。1つ目は、周りの友達の影響ですね。

僕の小学校は、近隣の小学校の中でも比較的中学受験をする人がたくさんいました。その為

周りの友達のレベルも高く、彼らに負けないようにと思い勉強を始めていくうちに学力も上

がり高田中学を受験したというところが大きいですね。2つ目は、家から通える私立で高田

中学が一番近いというところもありました笑。



 すごいですね。勉強してて気付いたら高田中学まで合格できるレベルに到達していた

ということですもんね。塾や家庭教師は、通われていましたか?



K先生 僕は、塾と家庭教師の両方に通っていましたね。塾の分からない問題を家庭教師の

先生に聴くという形をとってました。



 確かに、塾の集団授業などでは中々分からない所があっても聴きにくいものですよね。

中高一貫の高田に通われてからの成績は、どれぐらいだったのですか?



K先生 高田中学に合格してからは、全くと言って良いほど勉強していなかったですね笑。

受かってそこで満足してしまった感じですかね笑。なので、本格的に勉強を始める高校2年

生までは下から数えたほうが早かったですね。



 高田中学に合格することが目標になってしまい、目標が達成してしまうと次に何に向か

って頑張れば良いか分からなくなりますよね。また周りのレベルも高い為、そこで結果を残

すことは更に難しいですよね。高校2年生から、なぜ本格的に勉強をしようと思ったのですか



K先生 高校2年生の時に、自己分析をやってみました。日本の大学にある学部を全て書き

出した上で自分がやりたくないと思ったものは順番に消していきました。

中々、骨の折れる作業でしたね笑。日本の大学って、結構特殊な学部もあるのでそれらを網羅

的に書き出すと結構な数になるんですよ。



 なるほど。自分のやりたいことを見つけるのではなく逆にやりたくないことから探し

それを順番に消していったんですね。その中で、どのような学部が残ったのですか?



K先生  最終的には、農学部と医学部が残りました。でも、自分が農家をやってる姿がどう

しても想像がつかず医学部を選びました。父が、医者をやっていたのも大きかったかもしれ

ませんね。



 そこで医学部を目指すのは、大きな決断ではなかったのですか?



K先生  そうですね。成績的にも医学部なんて足元にも及ばないものでした。

でも、そこで自分が目指す目標が決まったのはとても大きかったです。



2 周囲からの声を跳ね返す反骨精神



 医学部を目指そうと思う中でなぜ三重大学の医学部を目指されたのですか?



K先生  医学部を目指す上で、あることに気がつきました。医学部には、大きく2種類ある

ことに。1つは、難しい問題を出してくる大学。2つ目は、問題自体はさほど難しくはない

が満点近くを取らないと合格出来ない大学。

学校の授業でも、難しい問題はほとんど分からなかったので後者を選びました。

特に、後者は地方の国立医学部に多く、三重大学の過去問を解く中で自分と相性の

良さを感じました。



 三重大学医学部でも、相当難しいですよね。



K先生  当時の僕にとっては、相当難しかったです。その当時も学校の成績は下から数

えたほうが早かった為周りの友達からは笑われましたね。でも、逆にそれが僕の闘志に火を

つけた所もありました。”絶対、あいつらを見返してやる”って



 その反骨精神は、どのようにして養われたと思いますか?



K先生  一番、大きいのは周りの環境ですね。中高一貫ということもあり、みんな気心知

れた仲間でした。そんな仲間ではあるが、いつも勉強では彼らに負けていました。そんな

彼らを受験で見返してやろうという気持ちが大きかったですね。



  やはり、自分をレベルが高い環境におくことは大切なんですね。レベルが高い環境に

身を置くことは自らの勉強的スキルだけではなく心も成長させてくれるんですね


3 最後の最後まで、自分を貫き通した勉強法


 それでは、K先生の具体的な勉強法を教えて頂いても良いですか?



K先生  まず、初めに僕は具体的なゴールを設定しましたね。目標とする三重大学医学部の

偏差値はどれくらいで、現状はこれだけしかない。その中で、あと偏差値をいつぐらいまでに

どれぐらいまで上げなけれなならないのかを。



 確かに、現状と理想の状態を把握しておかないと具体的なアクションプランまで策定

出来ないですもんね。理想と現状を把握する上でどのような課題が見つかったのですか?


K先生 まず、目標とする偏差値までに落としてはいけない正答率が高い問題がありました。

その中で、私は何問かそういった問題を落としていました。これは、自分が基礎を理解出来た

気になっていただけで実は理解出来ていないことに気付かされました。まずはこういった

問題を落とさないようにように勉強しました。



 具体的には、どうやって勉強されたのですか?



k先生  まずは、先生や周りの友達にオススメの参考書をいくつか紹介してもらいました。

その中で、なるべく基礎問題が多く解説が分かりやすいものを選びました。

そして、その買った参考書を毎日自分で決めた量は必ず行いました。どんな日も必ず

やり続きました。



  (先生お薦めの参考書は下記で紹介させて頂いております)

    どれぐらい、されたのですか?



K先生  科目にもよりますが、最低4回。多いものでは、5,6回はやりましたね。



  1つの参考書を、5,6回も続けるのは肉体的にもメンタル的にも苦しくないですか?



K先生  苦しいですね。特に、高校3年生の9月10月の模試でもE判定が出ているときは

苦しかったですね。



私  その時期まで、E判定が出ていると自分の勉強法(1つ決めた参考書を、何回も何回も

やり続ける方法)に自信を無くし、新しい参考書など手をつけたくなりませんでしたか?



K先生 それは、特にならなかったですね。一度やった問題でも、次やった時はすぐに忘れて

しまったり何回やっても忘れてしまう問題もありましたからね。また、同じ問題でも回数を

重ねる毎で新たな発見などもありました。



 新たな発見ですか?



K先生 はい。前とは違った解法であったり、その問題がより深く理解出来たりと。

とにかく色々な発見がありますね。騙されたと思って皆さんには一度試して欲しいですね



  その効果は、いつ頃出てきましたか?



k先生  人それぞれ個人差はあると思いますが、僕は受験直前の12月とかですかね。

ギリギリでやっと合格圏内に入った感じです。



私 そうなると、あとはトントン拍子ですね笑。



K先生 そうですね。反復により真の基礎力を身につけたお陰で過去問もスラスラと解ける

ようになってました。



  ありがとうございます。最後に、受験生に向けて一言メッセージを頂いても良いですか



K先生 受験で大切なのは、自分でしっかりと現状とゴールを分析した上で行動をおこす

ことです。ただ、闇雲に勉強するのではなく。

また、自分で決めたことは最後まで自分を信じ続けることです。最後まで、自分を信じ続け

れた人が最後に笑えます。受験勉強は、結婚と似ているかもしれません笑。



ありがとうございました。

K先生の勉強は、いたってシンプル。しかし、シンプルがゆえに最後まで続けることが難しい

のかもしれませんね。

最後に、K先生お薦めの参考書だけ紹介させていただきます。



K先生 オススメテキスト

〜物理編〜

〜数学編〜



〜英語編〜


〜化学編〜